第1章 生産管理の全体像

ページ 2 / 4

01/ 04生産管理

生産管理の全体像

読了目安 約 2入門
読みはじめる

受注から出荷までは、切れ目のない一本の流れ

どこかで情報が切れると、在庫のズレや納期遅れになります。

  1. 5段階受注・計画・手配・製造・出荷と進む
  2. 情報とモノ情報が先に走り、モノがあとから動く
  3. 工程の記録次の工程の判断材料になる

注文はどうやって製品になって出ていくのか

工場の中では、注文という情報がまず計画になり、材料の手配と現場への指示に姿を変え、最後にモノとして出荷されます。この記事では、その一本の流れを担当ごとの地図として持ちます。

納期と数量足りない分材料がそろったら合格品
受注
計画
手配
製造
出荷
営業注文を受ける
生産管理計画して指示する
購買材料をそろえる
製造現場作って記録する
受注
生産計画
所要量計算
発注
入荷・受入
作業指示
製造
検査
出荷

各工程・分岐・レーンをクリックすると、その仕組みの説明がここに表示されます。

この図をテキストで読む

業務フロー図「受注から出荷までの流れ」。レーン4本、工程9個。 【レーン(担当)】(上から下) - 営業: 注文を受ける - 生産管理: 計画して指示する - 購買: 材料をそろえる - 製造現場: 作って記録する 【工程】(左から右へ。担当 → 工程名) ── フェーズ: 受注 ── 1. 営業: 受注〔開始・終了〕 ── フェーズ: 計画 ── 2. 生産管理: 生産計画 3. 生産管理: 所要量計算 ── フェーズ: 手配 ── 4. 購買: 発注 5. 購買: 入荷・受入 ── フェーズ: 製造 ── 6. 生産管理: 作業指示 7. 製造現場: 製造 8. 製造現場: 検査 ── フェーズ: 出荷 ── 9. 営業: 出荷〔開始・終了〕 【補足の流れ】 - 受注 → 生産計画(納期と数量) - 所要量計算 → 発注(足りない分) - 入荷・受入 → 作業指示(材料がそろったら) - 検査 → 出荷(合格品)

担当×工程の地図 — 迷ったらここに戻る

地図の読み方

  1. 1

    情報の流れとモノの流れ

    前半は情報だけが動き、材料の入荷からモノが動き始めます。この2つの流れの境目とズレが、在庫の正体です。

  2. 2

    在庫は流れの「たまり」

    材料・仕掛品・完成品。流れが止まる場所に在庫がたまります。どこにいくつあるかを揃える方法は、在庫管理の解説で扱います。

困ったら流れに戻る

「納期に間に合わない」「在庫が合わない」という悩みの原因は、たいてい1つ上流の工程にあります。この地図を頭に置いておくと、どこを直せばよいかの見当が付けやすくなります。

押さえておきたい用語

生産管理
受注から出荷までの計画・手配・進捗・在庫をひとつながりで管理する仕事。英語では Production Control。
部品表(BOM)
製品がどの部品・材料から成るかの一覧表。Bill of Materials の略。手配と原価の土台。
この用語の解説を読む
リードタイム
頼んでから届くまで、作り始めてから完成するまでの所要時間。計画はここから逆算する。
仕掛品
作りかけの品物。材料でも完成品でもない、工程の途中にある在庫。「しかかりひん」と読む。
実績
実際に作業した記録。着手・完了・数量・不良。計画と比べることで初めて意味を持つ。
この用語の解説を読む
ページ 2 / 4