第4章 所要量計算と購買

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所要量計算と購買

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必要な数から、あるものを引いて頼む

購買はその答えを、仕入先との約束に変える仕事です。

  1. 3つの入力計画・部品表・在庫から計算する
  2. 引き算と逆算引き算を重ね、最後に日数を逆算する
  3. 入力の精度どれかが狂うと答えも狂う

何をいくつ買えばよいか、どう決めるのか

献立を決めたら、レシピと冷蔵庫の中身を見てから買い物に行きます。工場も同じで、計画と部品表と在庫から「買い物リスト」を作る計算が所要量計算です。この記事では、その段取りを5つのステップで追いかけます。

何を・いつ・いくつ
掛け算
引き算
切り上げ
日数の逆算

各ステップをクリックすると、その内容の説明がここに表示されます。

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ステップ図「所要量計算の段取り」。5ステップ。 【手順】(順番に) 1. 計画を確認 — 何を・いつ・いくつ 2. 部品に展開 — 掛け算 3. 在庫を引く — 引き算 4. 単位に丸める — 切り上げ 5. 発注日を逆算 — 日数の逆算 【流れ】 - 計算の段取り: 計画を確認 → 部品に展開 → 在庫を引く → 単位に丸める → 発注日を逆算 - 入力をたどる: 計画を確認 → 部品に展開 → 在庫を引く

掛けて、引いて、丸めて、逆算する — 段取りは5つ

数字でたしかめる

計算の流れ
数量
数の出どころ
100個
計画50個 × 1個に2個
−30個
倉庫にある分を引き当てる
−20個
発注済みで、もうすぐ届く分
50個
100 − 30 − 20 の引き算
60個
20個入りの箱、3箱に切り上げ

各セルをクリックすると、その意味や詳しい説明がここに表示されます。

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比較表「ある部品の手配数が決まるまで」。2列 × 5行。 【列】 1. 数量 2. 数の出どころ 【比較】(観点ごとに) ■ 必要な数 - 数量: 100個 - 数の出どころ: 計画50個 × 1個に2個 ■ 在庫を引く - 数量: −30個 - 数の出どころ: 倉庫にある分を引き当てる ■ 注文残を引く - 数量: −20個 - 数の出どころ: 発注済みで、もうすぐ届く分 ■ 足りない分 - 数量: 50個 - 数の出どころ: 100 − 30 − 20 の引き算 ■ 手配する数 - 数量: 60個 - 数の出どころ: 20個入りの箱、3箱に切り上げ 【観点】 - 引き算をたどる: 数量

冷蔵庫の中を見てから買う — それを数字でやるだけ

この計算とのつき合い方

  1. 1

    人手には多すぎる計算

    計算は単純でも、部品は何百種類もあり、計画は毎週変わります。この物量を毎回やり直せることが、システムの心臓部と呼ばれる理由です。

  2. 2

    購買は答えを約束に変える

    計算が出すのは手配の案までです。購買はそれを発注に変え、納期の返事を確かめ、遅れそうなら先に手を打ちます。

答えが変だと感じたら

手配の数が妙に多い・少ないときは、計算より先に入力を疑います。在庫は現物と合っているか、部品表は今の作り方と合っているか、計画の変更は反映されているか。たいていこの3つのどれかで説明が付きます。

押さえておきたい用語

所要量計算(MRP)
計画と部品表と在庫から、手配の量と時期を求める計算。Material Requirements Planning の略。
総所要量・正味所要量
計画から割り出した必要数の合計が総所要量。そこから在庫と注文残を引いた残りが正味所要量。
引当
在庫をこの計画・この注文のために取り置くこと。同じ在庫を二重に使う事故を防ぐ。
注文残(発注残)
発注済みでまだ届いていない分。もう頼んであるので、計算では在庫と同じように差し引く。
ロットまとめ
足りない数を、箱単位や最低注文数など買える単位に切り上げること。丸めた分だけ在庫が増える。
発注点方式
在庫が決めた線を下回ったら一定量を頼む簡便な方式。計画から逆算する所要量計算と使い分ける。
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