01/ 05生産管理
品目と部品表(BOM)
所要量も原価も、答えはこの表の掛け算から
- マスタとBOM背番号はマスタ、親子と員数はBOM
- 計画数×員数掛け算が手配と原価を決める
- BOMの精度誤った表からは誤った答えしか出ない
1台の注文はどう部品の数に変わるのか
料理のレシピが材料と分量を書くように、工場では製品ごとに「どの部品をいくつ使うか」を部品表(BOM)として登録します。自転車1台を例に、この分解の木がどう枝分かれし、各階層で何が決まるのかを見てみましょう。
各ブロックや矢印をクリックすると、その仕組みの説明がここに表示されます。
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構成図「自転車を分解する部品表(BOM)」。ブロック7個、つながり6本。 【ブロック】 - 自転車(完成品): 売る単位 - フレーム: 1台に 1本 - 車輪ユニット: 1台に 2個 — 社内で組む - タイヤ: 車輪1個に 1本 - チューブ: 車輪1個に 1本 - スポーク: 車輪1個に 36本 - サドル: 1台に 1個 【図の符号】緑の枠=関門・経由点 【流れ】 - 正展開でたどる: 自転車(完成品) → フレーム → 自転車(完成品) → 車輪ユニット → タイヤ → 車輪ユニット → チューブ → 車輪ユニット → スポーク → 自転車(完成品) → サドル - いちばん深い枝を降りる: 自転車(完成品) → 車輪ユニット → スポーク
同じ木が3つの仕事を支える
各セルをクリックすると、その意味や詳しい説明がここに表示されます。
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比較表「BOMが支える3つの仕事」。2列 × 3行。 【列】 1. BOMをどう使うか 2. 間違っているとどうなるか 【比較】(観点ごとに) ■ 所要量計算 - BOMをどう使うか: 計画数×員数で正展開 / 木を上から下へ - 間違っているとどうなるか: 手配が過不足になる / 欠品か余剰在庫 ■ 原価積算 - BOMをどう使うか: 材料費を下から積み上げ / 単価×員数の合計 - 間違っているとどうなるか: 見積りと値決めが狂う ■ トレーサビリティ - BOMをどう使うか: 逆展開で使われ先を検索 / 部品から製品へ - 間違っているとどうなるか: 回収範囲を絞れない 【観点】 - 毎日の仕事を支える: BOMをどう使うか - 誤りの波及を見る: 間違っているとどうなるか
運用の勘どころ
- 1
品目マスタが先、BOMが後
BOMの行に書けるのは、品目マスタに背番号(品目コード)で登録済みのモノだけです。名前や通称でつなぐと、同じ部品が二重に登録される事故が起きます。
- 2
設計変更で直すのは誰か
図面が変わったら、誰がいつまでにBOMを直すかを決めておきます。切り替え日があいまいなままだと、現場は古いレシピで作り続けます。
効果はBOMの正しさから
生産管理システムの計算が合わないと感じたら、まず疑うのはBOMと品目マスタです。レシピの分量が間違っていれば、どんな名人が計算しても正しい答えは出ません。導入の最初の仕事は、この表を実態に合わせることです。
押さえておきたい用語
- 品目(アイテム)
- 品目マスタ
- 部品表(BOM)
- 員数
- 正展開・逆展開
- 設計変更(E/C)