01/ 05生産管理
在庫管理
在庫は数えて合わせるものではなく、記録の結果
- 6つの場面モノが動く場面すべてが記録のタイミング
- ズレの手当て記録・置き場・単位を仕組みで直す
- 棚卸の目的答え合わせでなく、原因を見つける日
なぜ在庫は数えるたびに合わないのか
倉庫にある現品、手元の台帳、システムの数字。この3つの「在庫」は、放っておくと少しずつ離れていきます。使うたびに付ける家計簿が財布と合い続けるように、在庫を決めるのはモノが動く瞬間の記録です。
各工程・分岐・レーンをクリックすると、その仕組みの説明がここに表示されます。
モノが動く場面は6つ — そのすべてが記録のタイミング
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業務フロー図「モノの動きと記録の動き」。レーン2本、工程12個。 【レーン(担当)】(上から下) - 現場: モノが動く - 記録: 帳簿在庫が変わる 【工程】(左から右へ。担当 → 工程名) ── フェーズ: 入る ── 1. 現場: 入荷〔開始・終了〕 2. 記録: 入庫を記録〔データ〕(材料 +) 3. 現場: 棚入れ 4. 記録: 置き場を記録〔データ〕(住所を更新) ── フェーズ: 作る ── 5. 現場: 払い出し 6. 記録: 出庫を記録〔データ〕(倉庫 −) 7. 現場: 製造で消費 8. 記録: 消費を記録〔データ〕(使った分 −) 9. 現場: 完成品入庫 10. 記録: 完成を記録〔データ〕(完成品 +) ── フェーズ: 出る ── 11. 現場: 出荷〔開始・終了〕 12. 記録: 出荷を記録〔データ〕(完成品 −) 【補足の流れ】 - 入荷 → 入庫を記録(ここで記録)
それでも、在庫はずれる
各ブロックや矢印をクリックすると、その仕組みの説明がここに表示されます。
ズレには必ず原因がある — 対策は注意ではなく仕組みで打つ
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構成図「在庫が合わなくなる原因と打ち手」。ブロック8個、つながり4本。 【ブロック】 - 記録漏れ: 動かしたのに書かない - その場で記録: 動かす人が、動かした時に - 数え間違い: 箱とバラ、単位のずれ - 単位をそろえる: 数え方をひとつに決める - 置き場がばらばら: どこにあるか、人しか知らない - 定位置管理: 置き場に住所を付ける - 帳簿の直し漏れ: 不良・返品の処理が残る - 棚卸で照合: 定期的に現品と突き合わせる 【図の符号】赤紫の淡い塗り=注意・課題 / 緑の淡い塗り=効果・良い点 【流れ】 - 原因と打ち手をたどる: 記録漏れ → その場で記録 → 数え間違い → 単位をそろえる → 置き場がばらばら → 定位置管理 → 帳簿の直し漏れ → 棚卸で照合
ズレの直し方と、直した先
- 1
棚卸は原因を見つける日
数えて帳簿を直すだけでは、翌月また同じズレが出ます。どの品目が・どこで・なぜずれたかをたどり、記録の抜け道をふさぐところまでが棚卸です。
- 2
正しい在庫が計画を支える
所要量計算は、帳簿在庫を信じて手配の量を決めます。在庫が合っていると欠品と余分な買いだめが同時に減り、計画が信じられる数字になります。
まず抜け道をふさぐ
在庫の精度を上げる近道は、記録されずにモノが動く「抜け道」を探すことです。持ち出し自由の棚、伝票の要らない返品、人によって違う数え方。抜け道を1つふさぐたびに、帳簿は現実へ近づきます。
押さえておきたい用語
- 現品在庫
- 帳簿在庫
- 入出庫記録
- 在庫差異
- 先入れ先出し