第4章 ピッキングと出荷

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01/ 06倉庫管理

ピッキングと出荷

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歩く距離は設計で減らし、誤出荷は検品で止める

ピッキングは倉庫でいちばん人手と時間を使う仕事です。

  1. 2つの集め方シングルとトータルの2本立て
  2. 選ぶ基準注文の件数と1件あたりの品数
  3. 出荷検品誤出荷を止める最後の関所

なぜ集め方をふたつ使い分けるのか

倉庫の出荷は、リストを持って売り場を回る買い物に似ています。1軒ぶんずつカゴを持って回るか、数軒ぶんをまとめ買いして帰ってから分けるか。この選び方ひとつで、歩く距離と仕分けの手間が大きく変わります。

集め方の違い — 1件ずつか、まとめてか

リスト1枚注文1件ぶん
歩いて集める
そのまま箱へ
すぐ出せる

各ブロックや矢印をクリックすると、その仕組みの説明がここに表示されます。

仕分けいらずですぐ出せる — そのかわり注文の数だけ歩く

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構成図。ブロック4個、つながり3本。 【ブロック】 - リスト1枚: 注文1件ぶん - 歩いて集める - そのまま箱へ - すぐ出せる 【流れ】 - 1件ずつ回る: リスト1枚 → 歩いて集める → そのまま箱へ → すぐ出せる

注文の件数と1件の品数が、どちらが向くかを決めます。

集めてから、送り出すまで

何を・どこへ・いくつ
棚から集める
指示と現物を照合
運べる姿にする
在庫が減り、記録が締まる

各ステップをクリックすると、その内容の説明がここに表示されます。

この図をテキストで読む

ステップ図「出荷の段取り」。5ステップ。 【手順】(順番に) 1. 出荷指示を受ける — 何を・どこへ・いくつ 2. ピッキング — 棚から集める 3. 出荷検品 — 指示と現物を照合 4. 梱包・送り状 — 運べる姿にする 5. 積み込み・出荷計上 — 在庫が減り、記録が締まる 【流れ】 - 出荷の段取り: 出荷指示を受ける → ピッキング → 出荷検品 → 梱包・送り状 → 積み込み・出荷計上 - ミスを止める場所: ピッキング → 出荷検品 → 梱包・送り状

検品が最後の関所 — 計上で記録が締まる

集め方を選ぶ目安

  1. 1

    選ぶ基準は注文の姿

    品数の多い注文が少しずつ来るならシングル、品数の少ない注文が大量に来るならトータルが向きます。通販の繁忙期だけトータルへ切り替える倉庫もあります。

  2. 2

    歩く距離は設計で減る

    よく出る品を出口の近くに置き、リストは回る順に並べる。集め方を選ぶ前に、置き方と順路の設計が歩数の大半を決めます。

検品を省きたくなったら

誤出荷は1件でも、待っているお客様に届く事故です。届け直しの費用より、信頼の傷のほうが高くつきます。検品を省いて急ぐより、ミスが起きにくい集め方と照合の仕組みに時間を使うほうが、結局は速くて安上がりです。

押さえておきたい用語

シングルピッキング(摘み取り方式)
注文1件ぶんを1回で集めて回るやり方。仕分けが要らず、集めた箱をそのまま出荷に回せる。
トータルピッキング(種まき方式)
複数注文の合計をまとめて集め、あとで注文別に仕分けるやり方。歩く距離を大きく減らせる。
ピッキングリスト
何を・どの棚から・いくつ集めるかを並べた指示書。回る順に並べ替えるだけで歩数が減る。
出荷検品
出荷指示と現物を突き合わせる最終確認。誤出荷を外へ出る前に止める最後の関所。
誤出荷
品・数・送り先のどれかを間違えたまま出荷すること。お客様に届いてしまう事故で、信頼に響く。
出荷計上
出荷した事実をシステムに記録し、在庫を減らす処理。売上や請求の流れはこの記録から始まる。
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