第3章 保管とロケーション管理

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保管とロケーション管理

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保管の主語は「置く」ではなく「見つける」

棚に住所を付けて記録で持てば、探す力は記憶に頼りません。

  1. ロケーション倉庫の棚一つひとつに付けた住所
  2. 固定とフリー優劣ではなく、品目数と回転で選ぶ
  3. 番地と記録あれば人の記憶への依存が消える

なぜ棚に住所を付けるのか

保管というと、品物を置いておくだけの仕事に見えます。けれど何千もの品物を扱う倉庫でいちばん惜しいのは、探して歩く時間です。そこで倉庫では町の住所と同じ発想で、棚の一つひとつに番地を付けて管理します。

住所を品物に付けるか、場所に付けるか

出荷指示
記憶と貼り紙台帳は人の頭
いつもの棚席は空けておく
取り出し

各ブロックや矢印をクリックすると、その仕組みの説明がここに表示されます。

住所は品物に付く — 覚えやすいが、空いた棚も空けたまま

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構成図。ブロック4個、つながり3本。 【ブロック】 - 出荷指示 - 記憶と貼り紙: 台帳は人の頭 - いつもの棚: 席は空けておく - 取り出し 【流れ】 - 記憶でたどり着く: 出荷指示 → 記憶と貼り紙 → いつもの棚 → 取り出し

台帳の持ち方が、探し方と棚の使い方を決めます。

倉庫の住所 — 番地の読み方

エリアA
通路A-03
A-03-2
A-03-2-1

各ブロックや矢印をクリックすると、その仕組みの説明がここに表示されます。

一つ読み進むごとに場所が絞れる — 新人でも番地だけで棚に着ける

この図をテキストで読む

構成図「棚の住所 A-03-2-1 の読み方」。ブロック4個、つながり3本。 【ブロック】 - エリア: A - 通路: A-03 - 棚: A-03-2 - 段: A-03-2-1 【流れ】 - 住所を左から読む: エリア → 通路 → 棚 → 段

郵便の住所と同じで、読み進むほど場所が狭まります。

使い分けの定石

  1. 1

    実務は二つの併用

    毎日出る品は手前の固定の棚へ、それ以外は空きに合わせてフリーの棚へ。出る頻度で置き方を変えるのが定石です。

  2. 2

    取る棚と蓄える棚を分ける

    手前の取り出し用の棚が減ったら、奥の保管用の棚から移して埋めます。この移動が補充で、補充もまた記録する仕事の一つです。

番地は現物にも貼る

記録上の住所と現場の表示が食い違うと、仕組みごと信用を失います。棚には番地の札を貼り、読み方のルールを倉庫全体で一つにそろえます。置き場を並べ替えるときは、札の貼り替えと記録の更新をセットで行います。

押さえておきたい用語

ロケーション
倉庫の中の置き場所のこと。棚や床の一区画を指し、一つひとつに番地を振って管理する。
固定ロケーション
品物ごとに置き場所を決めておく方式。場所を覚えやすい反面、品物が無い間もその棚は空けておく。
フリーロケーション
空いている場所に置き、置いた場所をその都度記録する方式。場所の効率が高いが、記録の仕組みが前提。
番地(ロケーションコード)
エリア・通路・棚・段の並びで場所を表す倉庫の住所。英語では Location Code。例は A-03-2-1。
補充
奥の保管用の棚から、手前の取り出し用の棚へ品物を移して埋めること。この移動も記録の対象になる。
回転率
品物が出入りする速さの目安。よく動く品ほど、入口に近い取りやすい場所を割り当てる。
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