なぜ「暗号化」が必要なの?
ネットで送ったデータは、Wi-Fi や通信会社などたくさんの『他人の設備』を経由して届きます。そのまま(平文)では途中で覗き見されるため、手紙を封筒に入れるように鍵で封をします。残る問いは、封をする鍵そのものを初対面の相手とどう共有するか、です。
暗号化のしくみ ── 鍵の受け渡しから保存まで
各ステップ・参加者・分岐をクリックすると、その仕組みの説明がここに表示されます。
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シーケンス図「暗号化のしくみ(公開鍵・証明書・保管時)」。参加者4人、ステップ12個。 【参加者】(左から右) - あなた: ブラウザ - Webサーバ: https:// の接続先 - 認証局: 信頼の第三者(CA) - 保管庫: サーバのDB 【流れ】(上から下へ) ── ① 事前準備:サーバが証明書を用意(あなたが来る前) ── 1. Webサーバ → 認証局: 公開鍵を提出し本人確認を申請 2. 認証局 → Webサーバ: 証明書を発行(公開鍵に署名)(応答) ── ② 接続:鍵交換と本人確認 ── 3. あなた → Webサーバ: https:// で安全に話したいと接続 4. Webサーバ → あなた: 公開鍵(+証明書)を渡す(応答) 5. あなた(自身で処理): 証明書を検証(本物のサイトか確認) 6. あなた(自身で処理): この通信専用の「共通鍵」を作る 7. あなた → Webサーバ: 共通鍵を「公開鍵で施錠」して送る 8. Webサーバ(自身で処理): 秘密鍵で開ける ── ③ 本番の通信(以後ずっと・共通鍵) ── (ページを開くたび繰り返し の枠) 9. あなた → Webサーバ: 共通鍵で暗号化して送信 10. Webサーバ → あなた: 共通鍵で暗号化して返信(応答) ── ④ 保存:しまう間も暗号化(保管時暗号化) ── 11. Webサーバ → 保管庫: 別の鍵で暗号化して保存 12. 保管庫 → Webサーバ: 暗号文のまま保管(応答)
鍵マークと「相手が本物か」は別の話
鍵マーク(HTTPS)は『中身が暗号化されている』ことを示すだけで、『相手が本物のサイトか』は保証しません。偽サイトでも HTTPS は使えます。ドメイン名が正しいかは必ず自分の目で確認しましょう。
押さえておきたい用語
- 平文・暗号文
- 公開鍵と秘密鍵(公開鍵暗号)
- 共通鍵
- 証明書・認証局(CA)
- HTTPS / TLS
- 保管時暗号化(at-rest)