5slabの型で進める / 第5章 5slab の一本道

ページ 2 / 6

第5章Git・GitHub

約5分で読む

5slab の一本道

5slab の開発は、いつも何をどの順で進めているのでしょうか

作る人と依頼する人の役割を、着手から公開まで追ってみましょう。

  1. 01困りごと

    いま、どこまで?

    次の行動が見えない

    「進んでいます」と聞いたけれど、私が確認するのはいつでしょう?

  2. 02工夫

    下書きを共有

    PRで状況を共有

    担当者が送信した下書きのPRで、目的と変更の中身を見られました。

  3. 03試す

    画面を試してみる

    stgで業務を確認

    検証用のURLが届きました。依頼した操作を試せる段階ですね。

  4. 04効果

    この版を公開して

    対象を指定して承認

    確認できました。この候補を本番へ公開してください、と伝えます。

この章の合言葉

進み具合と、次に確認することを共有する

PRで見えるのは送信済みの変更です。作業中・確認待ち・公開済みを分けて受け取ります。

読みはじめる

着手から本番公開まで、6つの段階

ここからは、5slab の手順です。①着手、②手元への保存、③レビュー、④main への統合、⑤検証環境での確認、⑥本番公開と進みます。依頼する人はPRで変更の目的を確かめ、検証用のURLで実際の業務を試し、公開してよい版を伝えます。/git start は、手順書を使える生成AIへ、作業用の枝とフォルダを用意して着手するよう頼む指示です。GitHub の検索欄へ入力するものではありません。

着手から公開までの6段階

各ステップをクリックすると、その内容の説明がここに表示されます。

変更を作る → 検証環境で試す → 確認した版を承認して公開する

この図をテキストで読む

ステップ図「着手から公開までの6段階」。6ステップ。 【手順】(順番に) 1. 着手(/git start) 2. 保存(/git save) 3. レビュー(cross-review) 4. 統合(/git land) 5. 検証(stgで業務を試す) 6. 本番公開(/git release) 【流れ】 - 一本道の流れ: 着手 → 保存 → レビュー → 統合 → 検証 → 本番公開

依頼者は目的と業務の動作を確認し、公開する候補を指定して承認します。

いま居るブランチが、環境を決める

開発環境(dev)は変更を作る場所、検証環境(stg)は公開前に試す場所、本番環境(prod)は利用者が実際に使う場所です。5slab の道具には、作業中のブランチから操作先を選ぶものがあります。main のままでは本番へ向くため、開発者は読み取りだけにとどめ、編集やデータ投入は作業用の枝へ移ってから行います。

各セルをクリックすると、その意味や詳しい説明がここに表示されます。

main でやってよいのは読み取りだけ — 作業は枝へ移ってから

この図をテキストで読む

比較表「ブランチと環境の対応表」。3列 × 3行。 【列】 1. 役割(何のための場所か) 2. 対応する環境(操作が届く先) 3. やってよいこと(許される操作) 【比較】(観点ごとに) ■ main(本流) - 役割: 常に公開できる正式な状態 / プロジェクトの背骨 - 対応する環境: prod(本番) / 手元の道具が向く操作先 - やってよいこと: 読み取りだけ / 状態変更は全面禁止 ■ 一時ブランチ - 役割: 1作業ごとの下書きの枝 / 作業ごとに作成 - 対応する環境: 専用の dev 環境 / 開発者ごとの独立環境 - やってよいこと: 依頼した範囲で編集・実験 / 状態変更もここで実施 ■ release タグ - 役割: 本番へ配備した版の記録 / 固定の記録 - 対応する環境: prod(本番) / 本番の公開時点 - やってよいこと: CI が新しく付与 / 人が手で改変しない 【観点】 - 作法で見る: やってよいこと

mainに居るときは読み取りに留め、状態を変える操作は必ず作業用の枝へ移ってから行います。

Issue から枝を切る、机を分ける

依頼する人は「何に困っていて、どうなれば完了か」を Issue(課題票)に書くか、担当者に伝えます。担当者は作業用の枝で編集し、手元に保存しながら進めます。下書きのPRは、統合の準備で変更を送信するときに開きます。PRには送信していない編集は見えないため、途中の状況は担当者に確認します。

担当者は作業ごとに、作業フォルダを分ける worktree を使います。/git start が既定で用意します。書きかけの机をそのままに、隣の机で別件を進めるイメージです。ファイルが混ざるのを防ぐ仕組みで、接続先の環境も分かれているかは別に確認します。

依頼する範囲を言葉にする

「保存まで」「mainへの統合まで」「検証環境へ反映」「この版を本番へ公開」のように、どこまで進めるか伝えます。範囲が曖昧なまま先へ進めず、担当者と確認します。同じ対象を既に承認している場合は、承認を繰り返す必要はありません。

押さえておきたい用語

トランクベース開発
本流(main)を1本だけ維持し、短い命の一時ブランチをこまめに合流させる開発方式。
一時ブランチ
作業のたびに本流から新しく切り出し、合流後に破棄する使い捨ての作業用の枝。
Draft PR
変更を送信したときに開く下書きの提案書。/git land が統合の準備で作り、レビューが済むまで下書きのまま保つ。
worktree
作業ごとに作業フォルダを分ける仕組み。/git start が既定で作り、書きかけの机を温存できる。
/git スキル
生成AIエージェントに5slabの一本道の段取りを守らせるための専用手順書。
Issue(課題票)
やるべき作業の目的や背景を記録する台帳。すべての開発作業の出発点となる。
ページ 2 / 6