5slabの型で進める / 第6章 提案書とレビュー

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第6章Git・GitHub

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提案書とレビュー

レビューは誰が、いつ、何を見ているのでしょうか

作業中のPRと、確認を終えたPRの違いを見てみましょう。

  1. 01疑問

    もう完成したの?

    提案と完成を混同

    「PRできました」と連絡が来ました。もう使えるのでしょうか?

  2. 02体験

    まだ下書きだった

    下書きでも共有できる

    Draftは下書きです。変更は読めますが、まだ合流できません。

  3. 03仕組み

    点検して直す

    指摘を直して再点検

    AIが変更を点検します。重大な問題が残っていれば、直してから再確認します。

  4. 04納得

    業務の意図は私が確認

    役割を分けて確認

    私は変更の目的と画面を確認します。AIの合格だけでは終わらないのですね。

この章の合言葉

下書きで共有し、内容を確かめて合流する

Draftは下書きです。AIのコード点検に加え、人が目的や業務に合うかを確かめます。

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プルリクエストの一生はどう進む?

プルリクエスト(PR)は、変更を main へ合流させるための提案書です。5slab では、統合を頼む生成AIへの指示 /git land が変更を送信し、下書き(Draft)のPRを作ります。途中経過を見せるために /git save --push で送信して開くこともあります。下書きでも説明や変更内容は読めますが、マージはできません。「PRができた」は、完成や公開の合図ではありません。

状態やイベント名をクリックすると、その内容の説明がここに表示されます。

この図をテキストで読む

状態遷移図「プルリクエストの状態と合流までの道筋」。4状態・5遷移。 【状態】 1. Draft(作業中の見せる化)〔開始〕 2. Ready(正式な統合待ち) 3. Merged(本流への合流完了)〔終了〕 4. Closed(合流しない決着)〔終了〕 【遷移】(A —[イベント [条件] / 動作]→ B) - Draft —[push で差分を最新化]→ Draft(自己ループ) - Draft —[/git land でレビュー確認を通過し Draft を解除 [レビュー確認を通過] / Draft を解除]→ Ready - Ready —[squash マージで本流へ [検査が全部緑] / 履歴を集約して合流]→ Merged - Ready —[/git land が Draft へ戻す [レビュー後の変更・main の進行で印が失効] / レビュー印が失効]→ Draft - Draft —[方針変更による取り下げ]→ Closed 開始: Draft から始まる。 終了: Merged / Closed で終わる。 注記: どの状態からも取り下げ(Closed)は起きる 【流れ】 - 通常の経路: Draft →[push で差分を最新化]→ Draft →[/git land でレビュー確認を通過し Draft を解除]→ Ready →[squash マージで本流へ]→ Merged

下書きで作業を見える化し、点検と検査を通った提案だけを本流に合流させます。

依頼する人は、目的と結果を確かめる

PRの Conversation(会話)には、変更の目的や検証結果がまとまります。依頼する人は「頼んだことが含まれているか」「画面や業務の流れが合っているか」を見ます。分からないコードを無理に読む必要はありません。確認したい操作や、期待する結果をコメントで伝えましょう。

担当者は修正を手元に保存し、/git land でまとめて送信して同じPRを更新します。保存前には、パスワード入りの設定ファイル、手で直すべきでない生成物、今回と無関係な変更が混ざっていないか点検します。送信しただけではレビュー済みにはなりません。

秘密は履歴に乗せない

一度 push した秘密は取り消しても履歴に残り得ます。誤ってコミットしたら削除だけでなく、発行元での失効・交換が必要です。

生成AIが、枝の差分をまとめて点検する

コードの点検は、5slab のレビュー手順 cross-review に沿って生成AIが担当します。実行環境に応じて生成AIの道具(Codex や Claude)を使い、担当を切り替えた場合は記録します。main と作業枝の変更全体を見て、見落としを減らします。ただし、AIも誤るため、合格しても不具合がないという保証にはなりません。

重大な指摘が残る間は統合を止め、修正して再点検します。やり取りが堂々巡りになった場合も止めます。点検した版と結果は記録に残り、統合時に照合されます。後から変更を追加した場合や main が進んだ場合は、その記録をそのまま使わず、再確認します。

気になるセルはクリックで説明が出ます →

確認すること
依頼する人
業務の意図と使い方
開発担当者・AI
コードと検査結果
目的
頼んだ変更が含まれるか
変更が仕様と一致するか
動作
普段の業務ができるか
テストとエラーの確認
問題があるとき
操作と期待する結果を伝える
原因を調べ、修正して再検査
公開前
試した候補を指定して承認
候補と配備対象の一致を確認

各セルをクリックすると、その意味や詳しい説明がここに表示されます。

この図をテキストで読む

比較表「誰が、何を確かめるか」。2列 × 4行。 【列】 1. 依頼する人(業務の意図と使い方) 2. 開発担当者・AI(コードと検査結果) 【比較】(観点ごとに) ■ 目的 - 依頼する人: 頼んだ変更が含まれるか - 開発担当者・AI: 変更が仕様と一致するか ■ 動作 - 依頼する人: 普段の業務ができるか - 開発担当者・AI: テストとエラーの確認 ■ 問題があるとき - 依頼する人: 操作と期待する結果を伝える - 開発担当者・AI: 原因を調べ、修正して再検査 ■ 公開前 - 依頼する人: 試した候補を指定して承認 - 開発担当者・AI: 候補と配備対象の一致を確認

AIの点検と人の業務確認を組み合わせます。合格の印だけで判断しません。

押さえておきたい用語

プルリクエスト(PR)
作業用の枝の変更を、mainへ合流させてほしいと依頼する提案書。
Draft PR
下書きの提案書。変更内容は読めるが、そのままマージはできない。
レビュー
変更内容を点検すること。コードの点検と、依頼者による目的・業務の確認を組み合わせる。
cross-review
5slabが生成AIによるコード点検に使う手順書。重大な問題が残れば統合を止める。
レビューの記録
どの版を点検したかを残す記録。現在の版と照合して、確認漏れを防ぐ。
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