まず土台 / 第3章 基本の流れ

ページ 1 / 4

第3章Git・GitHub

約4分で読む

基本の流れ

「枝を切って、PR 出しておきました」は、何をしたのでしょうか

担当者の報告を、何が済んだかに置き換えて読んでみましょう。

  1. 01疑問

    用語がいっぱい

    報告の意味が分からない

    「コミットしてpush、PRを作りました」。いま何が済んだのでしょう?

  2. 02体験

    提案書を見てみる

    まず目的と結果を見る

    教えてもらったPRを開いたら、変更の説明と画像がありました!

  3. 03仕組み

    作業を順にたどる

    記録から合流へ

    枝で編集し、記録して送信。PRで確認を頼み、合流する流れです。

  4. 04納得

    次の確認が分かった

    自分の確認へつなげる

    いまは提案の段階ですね。頼んだ内容になっているか、確認します。

この章の合言葉

記録・共有・提案は、それぞれ別の段階

PRは変更の提案書、mainは変更をまとめる基準の枝です。合流しても本番公開は別に行います。

読みはじめる

記録から共有、提案へ進む

開発者は、全員の変更をまとめる基準の枝(main)から、作業用の枝(ブランチ)を新しく作ります。「枝を切る」とは、この操作の呼び名です。編集した内容をコミットで記録し、push で共有して、PR で提案します。確認後にマージで main へ合流させ、最後に pull で手元にも最新を取り込みます。

作業用の枝(ブランチ)を作るファイルを編集する変更を選んでコミット枝を pushプルリクエスト(PR)を作るレビューを依頼確認して承認main にマージmain の最新を pull
作業担当者手元で作業
ローカル GitPC内の履歴台帳
GitHub共有サーバ
レビュアー確認と承認

各ステップ・参加者・分岐をクリックすると、その仕組みの説明がここに表示されます。

この図をテキストで読む

シーケンス図「手元から本流合流までの一連の手順」。参加者4人、ステップ9個。 【参加者】(左から右) - 作業担当者: 手元で作業 - ローカル Git: PC内の履歴台帳 - GitHub: 共有サーバ - レビュアー: 確認と承認 【流れ】(上から下へ) ── ① 枝を切る ── 1. 作業担当者 → ローカル Git: 作業用の枝(ブランチ)を作る ── ② 手元で刻む ── 2. 作業担当者(自身で処理): ファイルを編集する 3. 作業担当者 → ローカル Git: 変更を選んでコミット ── ③ 共有する ── 4. ローカル Git → GitHub: 枝を push ── ④ 提案して合流 ── 5. 作業担当者 → GitHub: プルリクエスト(PR)を作る 6. GitHub → レビュアー: レビューを依頼 7. レビュアー → GitHub: 確認して承認(応答) 8. GitHub(自身で処理): main にマージ ── ⑤ 最新を取り込む ── 9. GitHub → ローカル Git: main の最新を pull(応答)

手元の作業とチームの共有を切り離し、レビューを通った変更だけを本流へ合流させます。

小さくこまめに刻む記録の基本

コミットには「何をなぜ変えたか」を残します。たとえば「申込期限を変更」と「問い合わせ先を追加」を別々に記録すると、後から理由をたどりやすくなります。5slab の生成AIへの指示 /git save も、普通の Git の commit と同じく手元へ記録するだけです。送信(push)と下書きのPRの作成は、main への統合を頼む /git land がまとめて行います。

依頼した変更を確認するときは、担当者からPRのURLを受け取り、まず説明文と画面の画像を見ます。細かな変更一覧は、PR画面の Files changed(変更ファイル)タブにあります。追加の修正も同じPRに送れるので、一度提案したら完成という意味ではありません。main への合流後も、本番公開には検証と承認が必要です。

秘密を記録してしまったら

パスワードや、外部サービスを操作するための鍵(APIキー)は履歴に残しません。誤って含めたと気づいたら、送信や共有を止めて担当者に知らせます。漏れた可能性があれば、管理者が鍵を無効化して交換します。ファイルから消すだけでは十分ではありません。

押さえておきたい用語

ブランチ(枝)
本流から分かれた作業用の場所。他の人の作業や本流に影響を与えずに変更を試せる。1作業1本が基本。
コミット
変更内容を選んで履歴台帳に刻む記録の単位。「何をなぜ変えたか」を小さな節目ごとに手元で残せる。
push(プッシュ)
手元のパソコンで刻んだコミットを GitHub へ送信する操作。この時点で初めてチーム全体へ共有される。
プルリクエスト(PR)
自分の枝の変更を本流に取り込んでもらうための提案書。変更の差分が一覧になり、コメントで議論できる。
マージ(合流)
レビューで承認された枝の変更を本流(main)へ統合すること。5slab では合流後に検証環境へ反映し、本番公開は別に判断する。
この用語の解説を読む
pull(プル)
GitHub 上の本流にある最新の記録を手元のパソコンへ取り込む操作。次の作業の前に手元を最新に揃える。
次に読むブランチとマージいちばんのつまずき、ブランチと合流を図で腹落ちさせます。
ページ 1 / 4