なぜ検索してから答えるのか
生成AIの知識は『学習したときまでの、世の中一般のこと』にとどまります。あなたの会社の経費規程や、先週決まった手順は知りません。それでも質問すれば、それっぽく答えてしまう——この弱点はどうすれば補えるのでしょうか。
質問が「根拠つきの回答」になるまで
各ステップ・参加者・分岐をクリックすると、その仕組みの説明がここに表示されます。
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シーケンス図「質問が「根拠つきの回答」になるまで(RAG)」。参加者4人、ステップ7個。 【参加者】(左から右) - あなた: 質問する人 - 検索: 意味が近い文書を探す - 社内データ: マニュアル・規程・議事録 - 生成AI: 答えを生成する 【流れ】(上から下へ) ── ① 根拠を集める(検索してから答える) ── 1. あなた → 検索: 知りたいことを普段の言葉で質問 2. 検索 → 社内データ: 意味が近い文書を社内データから探す 3. 社内データ → 検索: 関係する数件(=根拠)を返す(応答) ── ② 根拠を元に答える(資料を見ながら) ── 4. 検索 → 生成AI: 質問+見つけた文書をまとめて渡す 5. 生成AI → あなた: 根拠に基づき、出典つきで回答(応答) ── 比較:記憶だけで答えると(RAG なしのとき) ── 6. あなた → 生成AI: 同じ質問をそのまま生成AIへ 7. 生成AI → あなた: 記憶頼みで回答(ハルシネーション注意)(応答)
減る理由は「資料を見ながら」にしたから
RAGは賢い生成AIに入れ替える魔法ではなく、『答える前に正解の資料を手渡す』工夫です。人も記憶だけより資料を見て答えるほうが正確なのと同じ。逆に渡す文書が古いと答えも崩れるので、文書の整備(=データの5S)がそのまま回答の質になります。
押さえておきたい言葉
- RAG(検索拡張生成)
- ハルシネーション
- 根拠(出典)
- 意味で探す検索
- 知識の更新