日本語
フランス
英語
France
fr(子音)+ /æ/(母音)+ ns(子音)
日本語では4モーラ。英語では子音が母音 /æ/ の前後に集まり、音の山は1つです。
01/ 09概念から固める
日本語は、かな1つ分に近い拍(モーラ)をほぼ同じ長さで刻みます。英語の France /fræns/ で聞こえる母音は /æ/ の1つだけ — だから単語全体で1シラブルです。 この章では、シラブルを「均等な拍」ではなく母音を中心にした声の山として捉え直します。
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読みはじめる02/ 09同じ単語、違うリズム
同じ単語でも、日本語は4つの拍に、英語は1つの山にまとめます。まずこの1語で、数え方の違いを目に焼き付けます。
same word, different rhythm
「フランス」を2つの数え方で見る
日本語
4モーラ英語
1シラブルFrance
母音 /æ/ が1つだから、声の山も1つです。
03/ 09モーラとシラブル
日本語は、かな1つ分に近いモーラでリズムを刻み、「ん」「っ」「ー」もそれぞれ時間を1つ使います。 英語のシラブルは同じ長さの拍ではなく、母音の音を中心にできる声の山です。 子音が何個並んでも、中心の母音が1つなら1シラブルになれます。
日本語
フランス
英語
France
fr(子音)+ /æ/(母音)+ ns(子音)
日本語では4モーラ。英語では子音が母音 /æ/ の前後に集まり、音の山は1つです。
日本語
カメラ
英語
camera
/kæm/ + /rə/(弱い母音 /ə/)
日本語は3モーラ。英語の会話では CAM-ra の2シラブルが代表的です。地域や丁寧な発音では3シラブルにもなります。
日本語
ストライク
英語
strike
str(子音)+ /aɪ/(二重母音)+ k(子音)
日本語では子音の間に母音を入れて5モーラ。英語の /aɪ/ は動きのある1つの母音なので、全体で1シラブルです。
04/ 09母音が中心
母音は、息の通り道を大きくふさがずに声を出す音。子音は、唇・舌・歯などで息を止めたり狭めたりする音です。 英語では str や ns のように子音を続けられるため、日本語のように間へ「ウ」「オ」などを足す必要がありません。
one sound mountain
strike
前の子音
str
3音を続ける
中心の母音
/aɪ/
音の山は1つ
後ろの子音
k
息を止める
文字は6つ、子音は前後に4つあります。それでも中心の母音 /aɪ/ は1つなので、strike 全体で1シラブルです。 「ス・ト・ラ・イ・ク」と母音を足すと、英語にはない5つの日本語の拍へ変わります。
05/ 09数え方の3ルール
正確な辞書の区切りを暗記する前に、聞こえた拍と強い場所を自分で見つけます。
a・e・i・o・u の文字数ではなく、実際に聞こえる母音の音がいくつあるかを探します。cake の e は読まず、train の ai は1つの音です。
子音は息をせき止めたり狭めたりして、母音の前後に集まれます。ゆっくり発音し、あごが下がって声が開く場所を探します。
2拍以上の単語には強く長く聞こえる拍があります。全部を同じ強さで読まず、主役の拍を立てます。
※ あごの動きは見つけるための目安です。速い発音やアクセントの違いで区切り方が変わる語もあります。最後は音声と辞書の発音表示で確かめましょう。
06/ 09音で確かめる
点の大きい場所が強い拍です。スピーカーを押し、表示された区切りに合わせてまねします。1〜3拍の基本例から。
cat
1 syllable
短くても、母音の音を中心にした1拍です。
cake
1 syllable
最後の e は読まないので、4文字でも1拍です。
train
1 syllable
ai がまとまって1つの母音の音になるため1拍です。
paper
2 syllables
最初の pa を強く、後ろの per を軽く言います。
hotel
2 syllables
後ろの tel がいちばん強い拍です。
happy
2 syllables
y が母音のように働き、後ろにもう1拍できます。
banana
3 syllables
真ん中の na を強くすると、英語らしいリズムになります。
computer
3 syllables
真ん中の pu が強く、前後は短く軽くなります。
07/ 09長い単語
長い単語を最初の文字から均等に読むと、途中でリズムを失います。大きな点のシラブルを主役にして、そこへ向かう部分と後ろへ抜ける部分を軽くします。強い場所だけを先にまねしてから全体をつなげてください。
information
4 syllables
in・for・MA・tion の4シラブル。強い ma を軸に前後を軽くつなぎます。
university
5 syllables
u・ni・VER・si・ty の5シラブル。真ん中の ver がいちばんはっきり聞こえます。
international
5 syllables
in・ter・NA・tion・al の5シラブル。na を主役に、弱い母音を短くします。
communication
5 syllables
com・mu・ni・CA・tion の5シラブル。ca に向かって音を運ぶとリズムが整います。
responsibility
6 syllables
re・spon・si・BIL・i・ty の6シラブル。文字を一気に読まず、強い bil を先に見つけます。
08/ 09文のリズム
「I took a camera to France.」には、代表的な発音で7つのシラブルがあります。しかし英語のリズムで目立つ強い拍は、主に TOOK・CAM・FRANCE の3つです。
I took a camera to France.
7シラブル / 強く聞こえる3拍
日本語の感覚のまま読むと
アイ・トゥック・ア・カ・メ・ラ・トゥ・フ・ラ・ン・ス
子音の間へ母音を足し、かなに近い単位を同じくらいの長さで並べやすくなります。その結果、英語の強い場所が見えにくくなります。
英語の強弱で聞くと
I TOOK a CAM-ra to FRANCE.
a・ra・to は短く弱くなり、強い3拍の間へ収まります。リスニングでは、まず強い拍から意味を拾うと文章の骨組みが見えます。