Phonics & sound map

フォニックス・音

フォニックス・音

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01/ 07概念から固める

聞こえない音は、口の地図を持つと聞こえ始める。

日本語にない音を聞くと、脳は知っている近い音へ自動的に置き換えます。right と light が両方「ライト」に聞こえるのは、耳の性能ではなく分類の箱がまだ 1 つしかないからです。 この章では、唇・舌・息・声帯の違いを先に見て、音へ新しい名前と位置を作ります。

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02/ 07音の分類を作る

音の違いを、目と身体から耳へ渡す

耳だけで頑張る前に、音の作られ方を見ます。口の位置を見る → 自分で一度作る → 違いへ注意を向けて聞く。この順番で、脳に新しい音の分類が生まれます。

build a new sound category

音の違いを、目と身体から耳へ渡す

見る

口・舌・息の位置

作る

自分の感覚にする

聞く

違いへ注意を向ける

知らない音は雑音に近く見えます。作り方を知ると、波の中に「違う特徴」が立ち上がります。

03/ 07日本語との距離

英語は、日本語より音の分類が細かい

数字は方言や分析によって変わる目安です。大切なのは、英語には日本語で意味の区別に使わない音や、子音の並び、弱い母音があることです。

母音の種類

日本語

基本は5母音

英語

米語で約15音が目安

英語は舌の高さ・前後、唇、緊張、二重母音で細かく分かれます。数は方言・分析で変わります。

子音の種類

日本語

約16音が目安

英語

約24音が目安

英語には /ɹ/・/l/・/θ/・/ð/・/v/ など、日本語で独立した区別にならない音があります。

音の並び

日本語

子音+母音が中心

英語

子音を連続できる

strike /straɪk/ や France /fræns/ のように、母音を足さず複数の子音をまとめます。

リズム

日本語

モーラを比較的均等に刻む

英語

強い音の間を弱く縮める

弱い母音 /ə/ が短くなるため、文字どおりの音がすべて同じ明瞭さでは聞こえません。

04/ 07サウンドラボ

変える場所を一つに絞って、音の差を見る

子音は、息を止める・狭める場所と、その作り方で仲間分けできます。 /p/–/b/ のようなペアは口の形が同じ。まず無声音を作り、喉のスイッチだけを入れると有声音になります。

1

場所を固定

唇・歯・舌の接触点を図で合わせる

2

息だけで作る

まず無声音。破裂か摩擦かを身体で確認

3

喉だけ ON

口を動かさず、声帯の振動を足して有声音へ

4

母音を足さない

語尾で「プ・ブ」のような余分な音を止める

おすすめの確認道具: 破裂音はティッシュを口の前へ、摩擦音は2秒伸ばす、無声音/有声音は指を喉へ。この3つで違いを目と身体へつなげます。
日本語話者の重要コントラスト
子音破裂音場所: 両唇

P と B — 閉じた唇を一気に開く

両唇で息をせき止め、風船が割れるように一気に解放する破裂音。口の形は同じで、声帯の振動だけが変わります。

one change only喉の振動だけを OFF → ON

sound in a word

pin

p-in

両唇を隙間なく閉じ、すばやく開く
力を抜き、次の母音の位置で待つ
唇の後ろにためて一気に解放する
声帯振動 なし

articulation anatomy

/p/ の調音ポジション

青 = 息声帯 OFF
両唇で閉鎖硬口蓋軟口蓋声帯息の経路喉 OFF/p/
1

閉じる・狭める

両唇で閉鎖

2

息を通す

唇の後ろにためて一気に解放する

3

声を切り替える

喉を振動させず息だけ

「プ」と言わず、つい吹き出す時のように息だけを破裂させる

日本語の耳が置き換えやすい場所

「プ」「ブ」と母音の /ɯ/ を足すと、破裂の直後に喉が震えます。子音だけで息を切るのがポイントです。

聞くときの焦点

/p/ は息の破裂が強く、/b/ は同じ唇の動きへ低い声の立ち上がりが重なります。

身体で確かめる

口の前のティッシュが一瞬大きく揺れるか。/p/ の間、喉は震えていないか。

05/ 07母音の地図

舌の「高さ」と「前後」で、母音の住所を見る

縦は舌の最も高い場所が上あごに近いか、口が大きく開いて低くなるか。横はその場所が歯に近い前方か、のどに近い後方かを表します。英語音と日本語5母音を同じマスで比べてみましょう。

英語の代表音日本語5母音

IPA母音図の「前・中央・後ろ」×「閉・開」を、初学者向けの3×3に簡略化しています。位置は方言や話者で変わる概略です。 同じマスでも、唇の丸め・筋肉の緊張・長さによって別の音になります。

国際音声学会の公式IPA母音図を見る

マトリクスの読み方

1

縦:舌の高さ

/iː/ は舌が高く、/æ/ はあごが開いて舌が低い。上下の距離が音の差になります。

2

横:舌の前後

/æ/ は口の前、/ɑ/ は口の奥で響きます。同じ「ア」に聞こえても住所が違います。

3

同じマス=同じ音ではない

/ɪ/ と /iː/、日本語の「イ」は近い場所でも、緊張・長さ・細かな位置が異なります。

06/ 07つづりと音

フォニックスは、文字と音のよくある結びつき

英語のつづりは1文字1音ではありません。同じ文字が複数の音になり、複数文字が1音になることもあります。規則を絶対視せず、初めて見る語の発音を予想する手がかりとして使います。

a/æ/・/eɪ/ など

cat / cake

同じ文字でも語の形で音が変わる

i/ɪ/・/aɪ/ など

sit / time

silent e が前の母音を変えることがある

ee / ea/iː/ など

see / eat

2文字がまとまって1つの母音になる

th/θ/・/ð/

think / this

同じつづりでも声帯の振動が変わる

oo/uː/・/ʊ/ など

food / book

見た目が同じでも舌の緊張が違う

r / l/ɹ/・/l/

right / light

舌先が触れるかどうかで別の音になる

07/ 07巻末

口の形を知ることが、聞くための基礎になる

口の位置を見る、自分で一度その音を作る、単語で聞く、文章の中で探す。この順番で脳に新しい音の分類を作ります。完璧な発音が目的ではありません。「今の音は舌先が触れた」「弱い母音へ縮んだ」と違いへ注意を向けられることが、リスニングの入口です。

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